豊川・総合青山病院で鈴木実咲さんペーパークイリング講座/患者らも手を借り挑戦
2024/02/15
患者にペーパークイリングを指導する鈴木さん㊥(総合青山病院で)
豊川市小坂井町の総合青山病院で14日、市内在住の鈴木実咲さんによるペーパークイリング講座が開かれた。
ペーパークイリングは色紙を巻いて渦巻き型のモチーフを作り、それらを貼り合わせてオブジェやアートフラワーを生む手芸で、入院患者9人がリハビリの担当職員の手を借りながら挑戦した。ツールという先が細い棒状の道具で紙を巻いたり、ピンセットでパーツをつかんだり、竹串で接着剤を塗ったりして、立体的な蝶や花などが映えるカードを完成させた。
英国王立美術家協会から「世界初の空間構成による立体絵画」の作者に認定されている鈴木さんは、かかりつけの同院にはこれまでも作品を寄贈するなどしている。「クイリングは右手と左手で異なる作業をするので大脳を刺激する。作品自体も立体的で角度によって色や形が変わるので、見るだけでもリハビリ効果がある」と説明した。