湖西市と相互応援協定

災害時など一般廃棄物処理で豊橋市

2024/02/22

協定書を持つ浅井豊橋市長㊨と影山湖西市長(豊橋市役所で)

 豊橋市と隣接する静岡県湖西市は21日、災害時などに一般廃棄物の処理で相互応援する協定を締結した。県境を越えて、こうした協定を結ぶのは珍しいという。
 取り決めに基づき、災害発生時や廃棄物処理施設で事故や故障があった場合、相互に施設や機材、物資を提供したり、職員を派遣したりして廃棄物の円滑な処理を図る。

 湖西市では昨年5月、ごみの焼却施設で大規模火災が発生し、稼働を停止する事態になった。半年ほどは非常時のごみ受け入れで協定があった同じ県内の浜松市の処理場に運んだが、距離が遠くコストがかさんだ。この反省を踏まえ今回、より近くで処理ができる豊橋市に協定締結を申し入れた。

 この日、豊橋市役所であった締結式で、浅井由崇市長は「市民にとって市境や県境は関係ない」と指摘。愛知県内の自治体などとは災害や事故、故障時の応援協定はあるものの、湖西との連携で「いざというときに、さらに安全安心になる」と語った。

 影山剛士湖西市長は、人口減少などで「フルセットを1つの自治体が持つ時代ではない。事務事業ごとに互いの利便性が向上すると良い」と広域連携に期待を示した。

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