使用済み小型家電 持ち去り防止図る/公共施設内に豊川市
2024/03/04
いなりんが目印の使用済み小型家電回収ボックス(音羽生涯学習センターで)
豊川市はリサイクル推進と、ごみ集積所からの不燃・資源ごみの持ち去りを防止する意味も込めて、公共施設に使用済み小型家電回収ボックスを設置している。
投入は無料で、縦17センチ、幅28センチの投入口に入る大きさの家電製品が対象。付属品(リモコン、ケーブル、充電器、プラグ・ジャック、ACアダプターなど)も対象だが、電球、蛍光管、乾電池類は除く。投入口に入らないごみは不燃ごみか粗大ごみで出す。
ボックスは豊川いなり寿司のキャラクター「いなりん」が目印で、北庁舎2階の清掃事業課窓口をはじめ、プリオを除く市内7カ所の生涯学習センターやこざかい葵風館に設置されている。
ボックスに投入できる小型家電の中でも、特にデジタルカメラやパソコン、電気ゲーム機などは鉄やアルミ、貴金属が使われており、買い取り業者に持ち込んで現金化するグループによる持ち去りが後を絶たない。
近年、持ち去りの罰則が20万円以下の罰金と厳罰化されたが改善には至らず、町内会もごみ集積所に監視カメラやLED電灯を設置する対策を取っている。