柳田さんら演奏と弾き語りで盛況/田原でチャリティーコンサート
2024/03/04
参加者と一緒に歌う柳田さんら出演者(中央)=田原市福江町で
病気で目の不自由な柳田はるかさん(田原市)と音楽仲間らが2日、田原市福江町の元ショッピングセンターレイの駐車場で、能登半島地震被災地支援としてチャリティーコンサートを実施した。
地元の高校生バンドなどが演奏したあと、音楽活動に精力的な柳田さんがギターの弾き語りや、視覚・聴覚障害者、健常者らでつくる「buddies(バディーズ)」で特設ステージに立った。
バディーズでは、田原をテーマにした柳田さんのオリジナルソング「いいじゃん田原」を披露し、会場の人たちも歌声に合わせて「たはら!」とコール。地元のバンド「Last lоt(ラストロット)」のテンポのいい曲「熱民(あつみん)音頭」も歌い、会場と一体で盛り上がった。
冷え込みが厳しい一日だったが、ステージ前には多くの人が集まり、手拍子をしたり、一緒に歌ったり。柳田さんは「見える人、見えない人、聞こえない人、みんなが楽しめるのが音楽」と呼びかけた。
会場には募金箱が置かれ、寄せられた浄財は能登半島地震被災地の支援金に役立てられる。