豊橋市がシステム運用開始
2024/03/06
スマートフォンの通報画面のイメージ
豊橋市は今月から道路に異常があった場合に、市民にスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」(ライン)で通報してもらうシステムの運用を始めた。
市の「とよはし道路通報システム」で、道路の穴や側溝の破損などを見つけた市民はアプリを起動させ、画面の案内に沿ってどんな異常なのかや現場の写真、位置情報を送る。市は対応の進捗(しんちょく)を含め通報内容を1カ月単位で集計し、ホームページに公開する。
若手職員の政策提案制度でアイデアが採用された。従来は年間約1万件の通報に電話だけで対応し、職員が住宅地図で異常箇所を確認していた。このため場所や現地の状況を詳しく把握することが難しかった。
市道路維持課の伊藤妙子課長補佐は「異常箇所を見つけたら、多くの人にこのシステムを利用してもらい、迅速に対応していきたい」と話した。