「新しい自分見せたい」

名古屋ウィメンズ出場選手会見で鈴木亜由子/パリ五輪最後の切符獲得へ力強く決意

2024/03/09

出場選手が五輪への決意を語った(名古屋東急ホテルで)

 名古屋ウィメンズマラソン2024の出場選手記者会見が8日、名古屋東急ホテルで開かれ、3大会連続の五輪出場を目指す豊橋市出身の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が「パリ五輪へ新しい自分を見せたい」と力強く決意を語った。

 鈴木は「質の高い練習を積み走り切るための足づくりをしてきた。生半可な気持ちはダメ、やるしかないと気持ちが固まった」と話した。

 今大会は、パリ五輪出場権を争うマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの最終レース。鈴木が2時間18分59秒の日本記録を塗り替えれば、残り1枠のパリ五輪切符を獲得できる。

 レースは、10日午前9時10分にスタート。3回の折り返しを経てバンテリンドームナゴヤでフィニッシュを迎える。

 前回大会は、鈴木が30㌔過ぎからロングスパートで3位以下を引き離し、2時間21分52秒の自己新記録で日本人トップの2位に入った。

鈴木亜由子が「常に攻める」走りでパリ五輪を目指す(名古屋東急ホテルで)

「生半可な気持ちではダメ」/日本記録突破へ「常に攻める」キーワードに

 名古屋ウィメンズに出場する鈴木亜由子(日本郵政グループ)が、残り1枠のパリ五輪への切符獲得へ向けて、改めて意気込みを語った。

 鈴木は「設定タイム(2時間18分59秒)を突破し、日本人トップでゴールする。質の高い練習を積んで、走り切るための足づくりをしてきた。リオ五輪と東京五輪では自分の力を発揮できなかったので、パリ五輪で自分のすべてを出し切りたい」と話した。

 大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)が日本記録を更新し、「生半可な気持ちではダメ、やるしかないと気持ちが固まった。ハイペースで押していかなければ、苦しい場面でもプッシュしてレースを動かす姿勢が大切になる。『常に攻める』がキーワード。地元の応援が大きな支え、力になる。新しい自分を見せられるように、最後まで自分らしく走り切りたい」と語った。

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