学生が運営 自ら考案パフェなど販売/豊川のキッチン・スペース「三辻屋BASE」できょうまで/将来につながる経験・挑戦の場
2024/03/31
自ら考案した3種類のパフェを紹介する学生ら(三辻屋BASEで)
豊川市萩山町に今月開業したレンタルキッチン・スペース「三辻屋BASE(みつじやベース)」で30日、学生が運営するカフェ「UP!」が2日間の日程で始まった。
学生5人が考案し、自ら調理するイチゴ、チョコ、抹茶を使った3種類のパフェをはじめ、コーヒーやドリンクを販売。31日も午前10時から午後3時まで営業している。
名鉄豊川線・諏訪町駅のすぐ南側、みつじやビル1階の空き店舗を改装。オーナーの大山茂久さん(53)が「学生が社会に出てギャップを感じ、モチベーションが保てずドロップアウトしてしまう子が多いと感じ、何かを経験できる場を提供したい」と地元在住の学生らに参加を持ちかけた。
学生らは販売元からコーヒー豆のひき方を教わるなど本格的に準備。ケーキ屋を経営する夢を持つ松澤樹さん(18)は「どういう接客をするか、仕入れをどう調整するかなども考えて、将来につながる経験ができている」と話す。
平日は地元の店舗や企業が出店し、土日は学生が企画を展開する方針で、大山さんは「大人が学生の挑戦の場を支え、地域を盛り上げていきたい」と話す。