田口線の実物切符当たる

豊鉄創立100周年記念キャンペーン/道の駅したらで始まる

2024/04/05

田口線の切符と木製車両

 豊橋鉄道の創立100周年を記念して、半世紀以上前に廃線となった田口線の実物の切符が当たるキャンペーンが、設楽町清崎の道の駅したらで始まった。すっかり見かけなくなった「硬券」と呼ばれる厚紙の切符に、かつて町内にあった三河田口などの駅名が印字されている。1回500円のカプセル販売機で挑戦できる。

 設楽町観光協会が、同社に保管されていた切符のうち113枚の提供を受けて企画した。道の駅では田口線を走っていた木製車両が展示されているだけに、協会は「この機会に全国の鉄道・廃線ファンをはじめ多くのお客さまにお越しいただければ」と期待する。

 券面は田口線の三河田口や三河海老から、終点の本長篠を経由して豊橋、東岡崎などへ向かう計7種類がある。販売機の営業時間は午前9時~午後5時。当たっても外れても、カプセルには田口線の駅名板を模したキーホルダーが入っている。

 キャンペーンは切符がなくなれば終了となる。合わせて、豊橋鉄道の100年を振り返るパネルも5月中旬まで施設内で展示する。

 1968年に廃止となった田口線は現在の新城市と設楽町を結んでいた。今でも駅の遺構や橋脚、トンネルが残り、鉄道ファンが訪ねてくる。田口線切符は同社が新豊橋駅に設置した販売機でも取り扱っている。

道の駅のカプセル販売機

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