「ミス日本酒」日本大会へ

愛知大会でGP輝く/豊橋の自然や食PRにも意欲/「やしの実FM」パーソナリティー・豊橋市出身の山内誠子さん

2024/04/09

「ミス日本酒」の愛知大会のグランプリに輝いた豊橋市のラジオパーソナリティーの山内誠子さん

 日本酒の魅力と日本の伝統文化を伝えるアンバサダー(親善大使)の役割を担う今年の「MissSAKE」(ミス日本酒)の愛知大会で、豊橋市のコミュニティーラジオ局「やしの実FM」のパーソナリティーの山内誠子さん(29)がグランプリに輝いた。東海日日新聞社を訪れ、県代表として6月の日本大会への出場を報告し、意気込みを語った。

 ■外国人誘致へ

 山内さんは2月末の愛知大会に向け、振り袖の着付け、SNSの運用、酒蔵見学など約1カ月の「ナデシコプログラム」の研修を取り上げ「しっかりやれた」と分析した。そのうえで大会でのスピーチで「私の強みであるラジオを活用して日本酒や日本の伝統文化を伝えたい」と語ったことが評価につながったと考えている。

 日本大会に向け、「グランプリを取ってたくさんの外国人が豊橋に訪れてもらうように豊かな自然と食の台所であることを発信し、紹介したい」と熱い思いを語った。

 ■自分を磨く

 豊橋市で生まれ、育った。大学卒業後、東京の人材紹介会社を経て2020年に地元に戻った。ラジオ局でパーソナリティーとして毎週月曜日の2時間、情報番組を担当する。番組を通して「たくさんの情報が集まり、頑張っている人も多いことがわかった」と古里を再発見し、地元の良さを広めることが使命と思う気持ちが強まっていった。

 そんな時、「ミス日本酒」の話を聞き、「今年で30歳。自分を磨くチャンスの一つ」と考え、昨年末に愛知大会に応募した。書類選考や面接を経てファイナリスト8人に残り、名古屋市内で開かれた大会に挑み、栄冠を勝ち取った。

 山内さんは、地方大会で選ばれた他の都道府県代表の19人と日本酒や日本文化の知識を深めるプログラムに取り組み6月7日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」である日本大会に出場し、グランプリを目指す。

 ■10人が誕生

 ミス日本酒は、アンバサダーとして日本酒と日本文化の魅力を国内外に発信するのが狙い。主催する一般社団法人「MissSAKE」によって13年から選考されており、これまでに10人が誕生した。国内のほか、ニューヨークやパリ、ロンドン、ミラノ、香港などを訪れ、日本酒を切り口にした日本食・文化の普及、日本への観光客の誘致活動に取り組んできた。

「ミス日本酒」の愛知大会のグランプリを受賞した当時の山内誠子さん

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「ミス日本酒」の愛知大会のグランプリに輝いた豊橋市のラジオパーソナリティーの山内誠子さん

「ミス日本酒」の愛知大会のグランプリを受賞した当時の山内誠子さん

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