キッチンカー大集合/TAPCの結成記念して
2024/04/09
満開の桜の手前に並んだキッチンカー
田原市を拠点とするキッチンカーグループ「TAPCOMMUNITY」(藤井秀和代表、タップコミュニティー=TAPC、会員13事業所)の結成を記念して5、6の両日、市内神戸町の神戸運動公園で神戸桜まつりが開かれた。2日間で市内を中心に約7000人(主催者発表)でにぎわった。キッチンカーは延べ約45台が集まった。
最終日の6日は、暖かな天候に恵まれて午後3時の開催と同時に家族連れが押し寄せた。会員やその仲間らがスイーツやクレープ、たこ焼き、おにぎり、から揚げ、ギョウザなどを用意したキッチンカー23台が並んだ。キーホルダー、オリジナルリボンのワークショップ、射的、輪投げ、スーパーボールすくいなどの楽しい催しもあった。
中でも、訪れた多くのお目当てはビンゴ大会。大会で人気の家庭用ゲーム機が当たるとあって参加引換券の受付前には、数十メートルに及ぶ長い列ができた。小学校の娘3人と一緒に来た近くの河合史加さん(32)もその一人。「予想していたより人が多い。活気が戻った感じ」と驚いていた。
数百台が止められる特設の駐車場は3カ所に設けられた。まつりに協力する神戸校区総代会の前役員ら4、5人が車を誘導していたが、その一人は「こんなに大勢集まったのは久しぶり」とこちらも、ビックリ。
公園の周りには植樹された30年生以上のソメイヨシノ約50本が咲き誇り、見ごろのピーク。まつりを楽しんだ後、桜をバックに撮影する家族連れもいた。
TAPCは、地元の食材を提供して地域のイベントを盛り上げようと市内を中心としたキッチンカー仲間が集まって2月に結成された。神戸桜まつりは最初の活動となる。
藤井代表は「新型コロナウイルスが収まり、桜の最盛期と好天が重なったのがにぎわった要因だろう。それでも予想をはるかに超える人出となった」と喜んだ。「これを機にイベントや祭りに出店して地域の活性化につながるよう頑張りたい」と語った。