「星野神社 覆殿・本殿」で望月工務店/光る宮大工の技 国内外で18の賞に輝く/伝統技術の次世代継承に強い思い
2025/02/17
ドイツの「iF DESIGN AWARD2024」の授賞式で映し出された「星野神社 覆殿・本殿」(提供)
豊橋市下地町の望月工務店(望月成高代表)は、昨年12月に開かれたアメリカの国際的デザインアワード 「International Desigh Awards」で、同社設計・施工の「星野神社 覆殿・本殿」(豊川市)が最高賞のGOLD(金賞)に輝き、住宅「不惑の一棟」(豊川市)も入賞した。
この2年間に行われたさまざまなデザイン・建築賞で「星野神社 覆殿・本殿」は18個の賞を受賞。そのうち世界最大級と言われているドイツの「iF DESIGN AWARD 2024」でも最高賞に輝いた。「不惑の1棟」も各賞合わせて12の賞を受賞した。
望月成高さん(52)は、「国内外から高い評価を受け、身が引き締まる思いだ」と喜びを語った。
宮大工である望月さんは、社寺仏閣の新築・改修や古民家再生に携わる中で、技術の継承に力を入れてきた。だが、「施工だけでは大きく前へ進む事はできない」と考え、木造の伝統技術を次世代につなげる一つの道として、国内外の各賞に挑戦した。
「多くの人の目に触れることで伝統技術を知ってもらうことが目的。次世代を担う人たちにつながればうれしい」と話した。
受賞内容などは公式ホームページで公開している。