保育の質の向上につながればと期待

東三河の公立保育園でICTサービスほぼ導入完了

2025/03/11

登園・退園時にQRコードをかざすタブレット端末(豊川市内の保育園で)

 豊川市は、公立保育園でスマートフォン向けアプリを活用したICTサービスの運用を開始した。豊橋、蒲郡、新城、田原市ではすでに運用を始めており、東三河の公立保育園でほぼ導入が完了した。

 豊川市は先月から、市内22の公立保育園のうち20園でアプリ「コドモン」の運用を開始。民営の子ども園に移管される小坂井北保育園は4月1日から、園舎を建て替える睦美保育園では2026年度からの運用となる。市内の民営保育園ではすでに別のアプリを導入している。

 保護者がスマートフォンでアプリを管理し、園内に置かれたタブレット端末にQRコードをかざすことで登園・退園を連絡する。欠席・遅刻や迎えに関する連絡もでき、病欠の場合には症状や病名なども入力可能だ。日々の給食の献立が写真で共有され、カレンダー機能が付いており、年間行事の管理もできる。

 インフルエンザなど感染症の流行時期は朝に電話連絡が殺到するが、アプリに移行したことで保育士らの負担が減った。

 2月から一部機能に限り運用を始めたが、4月以降は子どもの健康管理や、日々の様子などを共有する連絡帳などの機能も始める予定。子ども健康部保育課の津村賢治課長は「アプリ移行による効率化で保育士の事務作業が減り、お子さんと向き合う時間が増えて保育の質の向上につながれば」と期待を寄せている。

病欠の連絡では症状や病名が入力できる

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