目に絶景 癒やし温泉 海の幸

ライダー向け「朝活Cafe!」装い新たに2年目始動/伊良湖オーシャンリゾート初参加

2025/03/18

絶景を眺めながら談笑するライダー(伊良湖オーシャンリゾートで)

 「絶景スポットの一つ」―。ツーリングを楽しむライダー向け「朝活Cafe!」(朝活)は、ホテルが初参加して15日開かれ、装いを新たに2年目のスタートを切った。飲食店や土産物店にホテルが加わったことで、主催する田原市の渥美半島観光ビューローは「ライダーが宿泊客につながれば、より観光に結び付けくのでは」と期待を寄せている。

朝活Cafe!の今後の日程や内容をわかるQRコード

「宿泊客につながれば」ビューロー期待

■魅力たっぷり
 初参加したのは、渥美半島先端近くの骨山(標高約100㍍)の頂上にあるホテル「伊良湖オーシャンリゾート」(市内日出町)3階の喫茶店「サラスカフェ」。15日は朝8時の「開店」と同時にライダーらが訪れた。こだわりの「テイクアウトコーヒー」とともに注文した軽食などを受け取ると、前方に見える太平洋に目を向けた。

 三島由紀夫の小説『潮騒』で知られる神島(三重県鳥羽市)が浮かび、眼下には島崎藤村の抒情詩『椰子(やし)実』の舞台になったといわれる恋路ヶ浜が広がる。「素晴らしい風景」「詩情にあふれ、魅力たっぷり」などと絶賛した。

 友達と一緒に来た市内神戸町の会社員牧野雄一さん(51)は、「美しい景色で、気持ちもすっきり」と笑顔を見せた。朝活で知り合い、交際に発展したカップルは「催しそのものがアットホームな感じ。眺めはとても良い」と感激していた。

 ライダーは、「営業中」の午前11時までに来場したのが約90人。地元や浜松のほか、神奈川や岐阜から来た人も。記念の「渥美半島☆観光大使」の「キャベゾウ」入りのステッカーがプレゼントされた。この後、菜の花まつりが開催中の伊良湖菜の花ガーデンなどに向け、オートバイを走らせた。16日も予定されたが雨で中止となった。

 オーシャンリゾートは「ライダーに気軽に足を運んでもらえれば」と参加した。大山司総支配人は「朝活がきっかけで(ライダーが)ホテルに入りやすくなるのでは」と受け止め、「今度は温泉で疲れを癒やし海の幸を味わってもらえたら」と宿泊をPRした。

 朝活には、ほかに市内の蔵王山展望台の飲食店「富士見庵蔵王茶屋」や渥美魚市場が運営する土産物店「伊良湖港おさかないちば」、サンテパルクたはら内の飲食店「テイクアウト&デリmusha」などが参加する。今後の日程、内容はQRコードのほか、ビューローと観光パートナー協定を結んでいる静岡県森町の二輪用品販売「デイトナ」の朝活専用ページで紹介される予定。

■成り行き注目
 ビューローは「ライダーに優しい街」を進めている。実証実験を経て昨年3月から、市内の飲食店が参加して朝活を始めた。ホテルの初参加に担当する岡田美奈さんは「ゆくゆくはライダーの宿泊につながり観光へと発展すれば地域も潤う。今後の成り行きを注目したい」と話した。

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