推進派市議が組み替え動議/豊橋市議会が予算特別委員会開く
2025/03/25
賛成多数で予算の組み替え動議を可決(豊橋市議会第1委員会室で)
豊橋市議会は24日、予算特別委員会を開き、多目的屋内施設(新アリーナ)整備事業の基本設計費などを2025年度一般会計予算案に盛り込むよう求める組み替え動議を推進派の市議らが提出した。長坂尚登市長はこれに応じ、整備事業費を盛り込んだ2億6100万円の補正予算案を本会議に提出した。
予算の組み替え動議の提案議員には、自民党の14人と公明党の5人、民主系「まちフォーラム」の3人、1人会派「とよはしみんなの議会」の計23人が名を連ねた。
提案理由の説明では、25年度の一般会計予算説明書に新アリーナ計画の債務負担行為が記載されている一方、基本設計などの予算が計上されていないと指摘。契約解除に向けた協議を申し入れているものの結果は確定しておらず、予算特別委でも同計画を指す特定事業契約が現時点で継続している内容の答弁があり「今後の動向への対応ができるよう」予算措置を求めるとした。
採決の結果、動議は賛成多数で可決された。
これを受け長坂市長は「必要な予算措置を追加する」と表明。一般会計補正予算案を提案し、この中で新アリーナを含む豊橋公園東側エリア整備・運営事業のモニタリング等支援業務委託料と野球場解体撤去費、設計費を計上した。財源には市債などを充てる。
本会議に続いて開かれた予算特別委では、補正予算案の審議が同日夜まで続いた。