「長篠合戦の歌」6年ぶり復活

きょう、新城市長篠の市民センターほうらいで

2025/03/29

チラシを持つ村田理事長㊨と毛さん(新城市内で)

 奥三河音楽連盟(村田真弓理事長)主催の「『長篠合戦の歌』を歌う会」がきょう29日午後3時から、新城市長篠の市民センターほうらいで開かれる。長篠・設楽原の戦いから節目の450年となることから企画された。

 『長篠合戦の歌(若松金吾作詞、作曲者不明)』は、1900(明治33)年から長篠小などで歌われた。45年の終戦以後、歌われなくなったが、2013年に鳳来中部小学校で68年ぶりに復活した。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で19年を最後に歌われることはなかった。

 6年ぶりに歌が復活するこの会では、まず鳳来中部小6年の居沢貴雄さんがこの歌に基づく歴史ガイドを行う。「歴史ガイドの話と歌の歌詞を絡めて伝えれば、多くの人に関心を持ってもらえるのではないか」との思いを語る。また、元同校校長の原田克幸さんが13年の楽譜発見と歌復活について語る。『長篠合戦の歌』は、山田陽子さんのピアノ伴奏で、中国人バリトン歌手の毛 慧(MaoHui)さんの指導を受けながら参加者も一緒に歌う。8番まであるうち、1~4番と8番を歌うという。

 毛さんは「歴史を感じる曲。伝統を守り受け継いでいくことは大変だが、大切」とし「歌い方や言葉をみんなで一緒に味わいたい」と話す。中国天津市出身の毛さんは、海外でのコンサート出演やCD・DVDアルバム出版などで活躍。現在、妻の教江さんと同市で「喫茶ドルチェ」を経営し、ボイストレーニング、中国語教室を主宰している。

 村田理事長は「戦いから450年の今だからこそ、この歌を多くの方に知っていただきたい。大きな話題になってほしい」と力を込める。

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