豊川市初の小規模特任校転入制度導入/新たな学校モデル 全校児童64人でスタート
2025/04/09
式典で新入生らに学校の魅力を紹介する柴田校長(萩小学校で)
新入生の父母や教員らが見守る中で柴田信明校長は、季節ごとに野鳥を観察する探鳥会や市の天然記念物コバノミツバツツジの剪(せん)定、全校児童で臨む一輪車ショーなど、自然あふれる周辺環境と小規模校の特性を生かした学校行事を紹介した。
新しい友達を迎えた児童らに向け「たくさんのお友達が来て、なんだかワクワクしますね。楽しい学校生活にするには、みんなで仲良くすること。仲良くするには互いに思いやりの気持ちを持って、みんなで仲良くすることが大切です。みんなで仲良く、楽しい萩小学校を作っていきましょう」と呼びかけた。
萩小は、市内の他校区の小学校から多様な事情を抱える児童を受け入れ、少人数ならではのきめ細かな指導を行うことで子どもたちの可能性を広げるため、小規模特任校転入制度を導入した。式典を見学した市教育委員会の大江孝一教育長も「自然豊かな環境で学校生活を楽しんでほしい」と期待を寄せた。