豊川で第57回「三河書芸展」

会員の力作など展示/見ごたえある作品そろう

2025/04/09

全会員による顔真卿の臨書の合作を展示(桜ヶ丘ミュージアムで)

 「権田穂園亡き後、その魂を引き継ぐ墨徒たちによる渾身の書展」と題して、第57回「三河書芸展」が13日まで、豊川市桜ヶ丘ミュージアム(第1~第6展示室)で開かれている。穂園氏の息子、権田拓朗さん(52)が主宰する三河書芸会の会員と特別出品者あわせて81人の作品303点が展示されている。

 会員合作では、全会員が顔真卿(がんしんけい)の行書作品「祭姪稿(さいてつこう)」の臨書に挑み、見ごたえのある作品がそろった。

 会員それぞれの近作も展示。漢詩、近代詩文、臨書など5点を出品した最高齢の白井珠紅さん(96)の作品から、書道を始めて間もないという高校生の臨書作品まで、さまざまな世代のバラエティーに富んだ力作が展示され、来場者を楽しませている。

 第6展示室には、道元の言葉などを書いた穂園氏の作品が飾られている。拓朗さんは「穂園亡き後の1年間、改めて書道の魅力を考え、会員みんなで学び合いました。技量はまだまだ及びませんが、『書道ってこんなにも楽しいものなんだ』と感じてもらえる作品作りを目指しました。今の私たちの表現を楽しんでいただければ幸いです」と語った。

作品について語る権田拓朗さん(同)

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全会員による顔真卿の臨書の合作を展示(桜ヶ丘ミュージアムで)

作品について語る権田拓朗さん(同)

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