大村知事が米国 テキサス州訪問/トヨタ現地工場や自治体幹部と面談
2025/04/17
カズナス社長㊧と面談した大村知事(提供)
アメリカを訪問中の大村秀章愛知県知事は、県内企業が多く進出しているテキサス州を回り、トヨタ自動車が20年近く操業を続ける現地工場や同州内の自治体を訪れ、協力関係の維持を確認した。
大村知事は現地時間の11日、トヨタ自動車がピックアップトラックなどを生産するサンアントニオ工場を訪ね、現地法人のスザーン・カズナス社長と会談した。ワシントンDCで連邦議会関係者らと会いトランプ関税の及ぼす影響への懸念を伝えてきたことを話し、「愛知県としても、県からの進出企業が米国内において円滑に事業活動を行うことができるようサポートしていきたい」と約束した。
15日には、トヨタ自動車の北米本社があるプレイノ市を表敬した後、ダラス市で、昨年来県したアダム・バザルドゥア臨時副市長と面談。「愛知県とテキサス州は覚書を締結し、9年に渡り交流を重ねてきた。昨年、新たな相互協力声明に署名し、スタートアップ支援や医療、青少年交流などで、さらに連携を強化していくことを確認できた」と述べると、バザルドゥア氏は「昨年の訪問時、ダラス・フォートワース空港と名古屋間の直行便実現について議論した。アメリカン航空とは直行便の必要性について継続して協議していく」と応じた。
大村知事は14日で米国訪問の全日程を終え、日本時間の17日に帰国する。