名車の数々880台仁崎へ集結

田原市で初のカブミーティング大好評/実行委 さらなるライダー来訪に手応え

2025/04/29

会場にカブを中心に続々と入る(にさきCAMPで)

 自転車の補助エンジンとして取り付けられた貴重な初期のカブも―。田原市のバイク仲間らでつくった実行委員会(加藤高志委員長)は大型連休に入った27日、市内仁崎町のにさきCAMP(仁崎キャンプ場)で初の「たはらカブミーティング」を開いた。カブを中心に愛知県内、外から約880台が集まり、実現が難しいと思っていた700台を突破し、大好評だった。

 会場でひときわ目立ったのは、1953年製ぐらいの初期のホンダの「カブF型」。ホンダが補助エンジンとタンクなどをセットにして自転車メーカーなどに売り自転車に設置された原動機付自転車の元祖だ。所有する岡崎市の70代男性は8年ほど前、兄の「遺産」として受け取り、修理してエンジンがかかるようにした。「非常に大事なもの」と説明、家宝的な存在という。

 半世紀以上前の歴史を感じさせる「スーパーカブ」のほか、「クロスカブ」「ハンターカブ」なども勢ぞろいした。

 蒲郡市の60代男性は、「排気量50㏄以下のスーパーカブが近く生産終了するので見たい」と思い、参加した理由の一つだった。

 カブミーティングに花を添えたのが交通安全などの啓発活動を行った県東三河総局と田原署。ともに「たくさんのライダーが集まり、効果的な活動となった」と喜んだ。他にバイク関連業者などによるフリーマーケットやキッチンカーが並んんだ。渥美半島を周遊するカブラリーもあった。

 開催する午前10時には300台を超え、予定していた2つの駐車場のほかに新たに一つ増やしたほどだ。実行委は「いろんな人たちに助けられてできた結果。まだまだライダーが来てもらえる可能性がある」と手ごたえを感じていた。

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