タイから青少年ら4人が研修に/農産物加工を学び知識を持ち帰りたい
2025/05/14
招待された皆さんと紅林会長ら(丸藤藤原商店で)
タイのラックペンディグ村で山岳民族を定住に向け農業を支援する豊橋ロータリークラブ(紅林友昭会長)は、豊橋市での研修に村の青少年ら4人を招待した。創立75周年を記念する事業の一つだ。
4人は、チャチユ・リーサワクンさん、高校生のアピニャー・キアティパイヨさんと、教員のウィチタ・プーティソさん、長年山岳民族の定住と農業の振興を推進しているプラティープ・ヴィラパタナニラン博士。このうちアピニャーさんとチャチユさんは山岳民族モン族の出身である。
4人は、紅林会長が提供した住宅に宿泊し12日、赤紫蘇の生産と加工を手掛ける丸藤藤原商店(豊栄町)を訪れて赤紫蘇の栽培や赤紫蘇がどのように加工され、インスタント食品や菓子などに活用されるかを学習した。訪れた農家では除草作業などを体験した。
チャチユさんは「農産物の加工を学んで、タイに知識を持ち帰りたい」と熱心に話を聞いていた。
プラティープ博士は「農業は稼げる仕事だと実感してもらって、担い手を増やしたい。支援に感謝する」と話した。17日まで滞在する。
豊橋RCは、モン族の定住と農業の振興のため、バンコクのベンジャシリRCと共同で支援活動を続けており、今年度も村周辺の4つの学校に自動灌水(かんすい)システムや鶏舎などを提供した。