将棋の名人戦に向け「勝負めし」決定

蒲郡ならではのメニューで対局盛り上げる

2025/05/14

「勝負めし」メニューブックの表紙

　将棋の藤井聡太名人に永瀬拓矢九段が挑む第83期名人戦七番勝負。第６局が予定されている蒲郡市で、対局者に提供される「勝負めし」の候補メニューが発表された。食事や飲み物など31品が載ったメニューブックは対局者や市民らに配られる予定だ。

　第６局は６月10、11日に同市西浦町の銀波荘で行われる予定。市の開催実行委員会が特産物などを使った「ならでは」の食事メニューを市内業者に募っていた。

　候補メニューは、対局の昼食用の「勝負めし」12品と、各日２回のおやつの時間に出す「勝負スイーツ」14品、昼食とおやつに合わせる「勝負ドリンク」５品の計31品。この中から棋士が何を選ぶのか注目される。

　このうち勝負めしには、三河湾のトリガイとカニを使った太巻きずしや、アサリだしを利かせた「ガマゴリうどん」、県のブランド和牛「みかわ牛」のローストビーフ丼などのご当地メニューが並ぶ。「勝負スイーツ」や「勝負ドリンク」には、特産ミカンを生かしたかき氷やゼリー、地元メーカーのごま油を使ったシフォンケーキなどがある。

　担当者は「全国から注目される勝負めし。蒲郡ならではのメニューで対局を盛り上げたい」と意気込む。メニューブックは１万部印刷される。各メニューの写真や提供店名、連絡先などを掲載。市公式ホームページでも公開されている。