「岩田大空こども園」大規模改修が完了/豊橋
2025/05/28
新ロゴマークが掲げられた新園舎(岩田大空こども園で)
豊橋市の社会福祉法人岩田幸善会(恒川元成理事長)は、運営する市内中岩田の「岩田こども園」の老朽化に伴う大規模改修を3月末に完了させ、園名を「岩田大空こども園」に変更した。現在、225人の園児が通園している。
新園舎は2階建てで、敷地面積は約2367平方メートルに増え、駐車台数を増やした。0歳児から5歳児各2組の保育室計12室と、新築した子育て支援室と会議室のほか、事務室、休憩室、調理室、遊戯室などがある。
「のびのび遊んでほしい」という思いから、南側の広々とした園庭に加え、乳児用の園庭を北側に新設。人工芝とゴムチップを使用し、歩き始めたばかりの子でも楽しめるように配慮されている。乳児用の教室もクッションフロアや床暖房を完備した。
子育て支援室は、座って絵本を読める「本を楽しむ空間」として造られ、保護者や未就園の子どもも訪れることができる。2階には、雨の日でも遊べる屋根付きの広いテラスも造られた。
会議室は、ガラス張りの部屋にホワイトボードと机などが置かれ、保育教諭が会議や休憩などで使える。子どもたちと離れて保育以外の業務を行う「ノンコンタクトタイム」にも配慮した。
至る所に子どもたちの好奇心をくすぐる丸窓やガラスブロックが取り入れられて日当たりが良いほか、給食室や各教室の窓が大きく取られ、見渡しやすい透明性、安全性が重視されている。
戦後の開設当時は、馬車で園児を送迎していたという歴史に基づき、馬をかたどった新ロゴマークが、園舎に掲げられた。園では、竣工式を6月20日に予定している。