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東三河のソウルフード/スパゲッ亭チャオ60周年/オーギヤグループ

【わが社のトピックス】 地元に愛され60年/感謝の気持ち込め周年イベント

2025/05/28

一番人気のバイキング(鉄板盛り)

 東海日日新聞社が運営する地元企業情報「ソース企業」に参画する総合アミューズメント企業のオーギヤグループ(大木伸浩社長)。同グループが運営するスパゲッ亭チャオが今年4月で開業60年を迎えた。本面では同店の歴史を振り返りながら6月まで開催中の60周年記念企画を紹介する。

 今や東三河のソウルフードとも言える豊橋のあんかけスパゲッティ専門店「スパゲッ亭チャオ」。戦後まもなく料理旅館を開いていた大木家(オーギヤグループ)が運営しているが、もともと豊橋駅前の地下にあった「大木屋」旅館の飲食店を洋風に改装し、1965(昭和40)年に「スパゲッ亭チャオ」を開業したことに端を発する。開業前には名古屋あんかけスパ考案者の横井博氏の下で修業を重ねて開業にこぎつけた。

 79(同54)年には広小路一丁目(現在地)に本店を移転。現在は本店、アピタ向山店、イオンモール豊川店、垂水店(神戸市)の直営4店舗と、みゆき店などフランチャイズ3店の計7店舗を展開している。

 長年、東三河でチャオスパと親しまれ愛され続ける理由の一つには、パンチのあるスパイシーなあんかけソースにモチモチの太麺がよくからんだオリジナルの味にある。あんかけソースの原材料はジャガイモ、タマネギ、人参、牛肉、ニンクなど野菜たっぷり。野菜をペースト状にして高温のオーブンで8時間じっくり火にかけてからとろみを付けるなどソースだけでも手間暇かけている。ゆで上がった太麺を油で炒め、さらにサクサクのフライやウインナー、フライドポテトなどのトッピングがのったボリューム満点の一皿は、人々の胃袋をガッツリつかんで離さない。故郷を離れても豊橋に帰ってきたら必ずスパゲッ亭チャオに立ち寄るという人も多い。個人的には上にかかったゆで玉子のそぼろ(同店ではミモザと呼称)がチャオスパたるあかしと感じているが、ひとたびチャオスパ愛を語らせたら止まらない市民も大勢いることだろう。

 4月から来月末まで、直営各店舗を中心に、「おかげさまで60周年‼大感謝キャンペーン」と題して60年の感謝の気持ちを込めたさまざまな周年イベントを実施中。「皆さんのチャオの思い出やチャオ愛を語って」と、スパゲッ亭チャオ公式Xでは「思い出語っちゃお!」として、スパゲッ亭チャオにまつわる投稿を募集している。

 このほか周年企画として注目なのは、ご当地漫画『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!』の作者、佐野妙さんとのコラボレーションだ。同漫画では1巻第5話や裏表紙にスパゲッ亭チャオが描かれており地元でも話題になった。直営全店では佐野さんが描き上げた60周年ロゴのステッカー(2種)やロゴ入りTシャツなど数量限定で販売している。

 アピタ向山店では来月16日に「バイキング」(皿盛り)を600円で提供(限定300食)。イオンモール豊川店では月替わり復刻メニューが登場(6月は復刻推しだらけスパ)。6と0の付く日は公式アプリの来店ポイントが2倍になる。

 これまで60年のあいだに各店舗はさまざまな変遷(せん)をたどってきた。かつては豊橋健康ランドで提供していたこともあったそう。現在は本店の昭和レトロな雰囲気が人気で、〝だも豊〟などの作品の影響もあってかメディアへの露出が増え、市外からの客も増えている。

 同社では、「店舗ごとに個性があるが、これからも愛される店づくりに努めたい。60周年の節目にこれまでの歩みを振り返りつつ、お客さまとともに新たな歴史を刻む1年にしたい」と同店への来店を呼びかけた。

佐野妙さんとのコラボ、60周年記念ロゴマークの一つ

オーギヤ豊橋駅前店2階にある本店外観

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佐野妙さんとのコラボ、60周年記念ロゴマークの一つ

オーギヤ豊橋駅前店2階にある本店外観

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