田植えに参加者汗、450年の節目に実行委企画
2025/06/08
苗を植える参加者たち(新城市竹広の馬防柵前で)
新城市竹広の設楽原決戦場馬防柵前の田んぼで7日、「田んぼアート」の田植えが行われた。長篠・設楽原の戦いから450年の節目に、長篠の合戦・設楽原決戦場田んぼアート実行委員会(松山和彦代表)が企画した。
開会式で、松山代表らから今回の企画内容とアートで「450」の数字を描くことが説明された。さらに、半数の参加者が初めての田植えということで、植え方の指導もあった。
五月晴れの下、参加者25人が、割り当てられた区画に、指定された苗を植えていった。
苗は、一般的な「あいちのかおり」、葉が白い「雪あそび」、緑から白に変わる「白穂波」、古代米の「紫稲」の4種類。深い泥に足を取られながらも、参加者らは丁寧に苗を植えていった。特に、数字を描く約1000本の苗植えは慎重に行われた。
名古屋市から参加した元岡征志さん(55)は「田植えは15、6年ぶり。450年という貴重なタイミングで参加できてよかった」と喜び「アートの出来、収穫も楽しみ」と話した。
松山代表は「馬防柵を含めたアートとし、新たな観光資源とするとともに、この地の歴史的価値を伝え高めたい」と語った。
松山代表によれば、アートの見頃は7月から8月頃との予想だが「今月下旬には数字が見えてくるのではないか」という。