被害者支援活動行う/新城・城北こども園
2025/06/17
種を1つずつ手のひらに乗せ種を植える(新城市城北こども園で)
新城署は16日、新城市城北こども園で被害者支援「ひまわりの絆プロジェクト」活動を実施。年長園児ら32人が、交通事故や犯罪に巻き込まれないように願いながらヒマワリの種を植えた。
プロジェクトは、京都府内で2011(平成23)年に交通事故で亡くなった男の子(当時4歳)が大切に育てていたヒマワリの種を引き継ぎ、その種を育てて、ヒマワリを開花させることで、命の大切さを学び、被害者支援への理解を深めることを目的に実施されている。管内では初めての取り組み。
署員から、ヒマワリの種に込められた被害者と遺族の思いが伝えられ、園児らは「悲しい」「車に気をつけたい」と反応していた。この後、「車の前に飛び出さない」「横断歩道は手を挙げてわたる」などの注意事項や連れ去り防止の約束「つみきおに」を確認した。
屋外に出た園児らは、3人で一つの大きなプランターに種を一つずつ持って、指であけた穴に入れて土をかぶせた。
「毎日、水を上げ大きく育ててください」との署員の言葉に、園児らは「はい」と大きな声で応えていた。