地域スポーツ企画「とにすぽ」
世界陸上敗退を振り返る/男子400メートルH日本代表 小川大輝(東洋大学)
2025/10/21
来年のアジア大会でメダルを目指す
◆世界へ挑む
豊橋市出身で男子400メートルH日本代表の小川大輝(東洋大学)が、9月下旬に東京都・国立競技場で開かれた世界陸上競技選手権大会(世界陸上)での走りを振り返り、来年9月に名古屋市で開催される第20回アジア競技大会へ向けて新たな決意を語った。
日の丸を背負って自身初の世界大会に挑んだ昨夏のパリ五輪では、世界トップレベルの選手たちとの差を肌で感じ「世界と勝負するための圧倒的な走力、筋力が自分には足らなかった。憧れだけでは成長できない」と競技力向上を図った。
約1カ月前の世界陸上では、予選2組で果敢な走りを見せたが、自己記録を更新できず50秒08の6位敗退。小川は悔しさを見せ「前半は良かったが、想定以上に体力を使い失速してしまった。特別な大舞台の雰囲気に圧倒されて集中できず力んだ」と無念の敗戦を振り返った。
来年、地元・愛知県で開催されるアジア大会へ向けて「決勝に進み、メダルを獲得したい。パリ五輪や世界陸上で学んだ教訓を生かす。カタール勢に勝てるように、自分らしい走りで日本記録(47秒89)に挑戦したい」と決意を語った。