蒲郡市三谷町
2025/10/21
海の中を進む山車=蒲郡市三谷町で(提供)
蒲郡市三谷町で300年以上の歴史がある「三谷祭」は19日、最終日を迎え、潮位の影響で昨年中止となった「海中渡御(とぎょ)」が2年ぶりに行われた。
三谷温泉前海岸では、さらし姿の氏子たちが山車を引いて、浅瀬約300メートルを練り歩き、「わっしょい、わっしょい」の掛け声を響かせた。
海中渡御は、「やま」と呼ばれる華麗な4台の山車を惜しげもなく海へ引き入れることで知られる。昨年は当日の潮位が高かったため、やむなく断念した。
三谷祭は1696(元禄9)年に始まったとされる。町内の八剱(やつるぎ)神社と若宮神社の例祭で、2日間にわたり奉納踊りなどが披露される。