野菜を身近に感じるよい機会

若手農家がイチゴを園児にプレゼント/新城

2025/06/25

小川会長(左端)と中谷さんからイチゴを受け取る園児ら(新城市立東郷西こども園で)

 新城市の若手農家でつくる農業者団体の市4Hクラブの小川忠会長(35)と新城青年農業士会の中谷一基さん(42)ら6人が24日、市立東郷西こども園を訪れ、園児らに収穫したイチゴ6キロをプレゼントした。

 イチゴは年長園児ら30人が待つ遊戯室に運び込まれると、辺りに甘い香りが漂った。小川会長らが「おいしいイチゴを味わって食べてね」とイチゴの入った6ケースを園児らに手渡した。

 園では恒例の「イチゴクイズ」もあった。「バラ、チューリップ、ヒマワリのうち、イチゴの仲間はどれですか」の質問には、答えが3つに分かれた。「バラです」の答えに、「えー」と驚きの声を上げる園児もいた。

 プレゼントされたイチゴは「紅ほっぺ」と「愛きらり」。市内杉山の小川会長と上平井の大谷哲史さん(48)、豊栄の中谷さんのハウスで収穫された。ボウルに分けて各組に配られ、給食で園児93人と職員20人が味わった。

 鈴木直美園長は「子どもたちは毎年楽しみにしている。生産者や野菜を身近に感じるよい機会になる」と感謝した。

 クラブでは、農業の担い手不足が深刻となっていることから、子どもらに地元農業に関心を持ってもらおうと2003年からイチゴのプレゼントを行っている。コロナ感染拡大で中止した20年を除き、毎年実施している。

2025/06/25 のニュース

小川会長(左端)と中谷さんからイチゴを受け取る園児ら(新城市立東郷西こども園で)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

東日旗

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP