薬物「ダメ。ゼッタイ。」普及運動/厚労省など
2025/06/25
普及運動のポスター(厚生労働省ウェブサイトより)
厚生労働省などは7月19日まで、大麻や覚醒剤など薬物乱用問題に関する「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を展開する。薬物乱用は人間の命はもちろん、社会や国の安全・安定を脅かすなど、深刻な社会問題の一つとして、悩んだら関係機関へ相談を呼びかける。
同省によると、2023年の日本の薬物情勢は、大麻の検挙者数が6703人で過去最多を更新。統計開始後初めて覚醒剤事犯の検挙者数を超えたという。中でも若年層の大麻乱用が顕著で、大麻検挙者の7割以上は30代未満の若年層だった。
薬物は脳や体へのダメージ、感情の乱れなどの影響を及ぼし、反社会的行動や家庭崩壊などにつながる。
声をかけられて薬物を勧められたら、はっきり断ることや、その場から離れることを求めている。
県内の相談窓口は、愛知県精神保健福祉センター=電話052(962)5377=で、支援機関の情報提供や、予約制で面接相談も行う。