故郷に設置/地元少年野球チームや恩人ら眺める/「蒲郡を愛し、蒲郡から愛される選手に」
2025/06/29
千賀投手を描いたマンホールのふたとサニーボーイズのメンバーら(蒲郡市水竹町で)
大リーグ・メッツの千賀滉大投手のイラストをあしらったマンホールのふたが28日、故郷の蒲郡市に設置され、お披露目式があった。
設置されたのは、市中央公園内の秋葉神社前。千賀投手が蒲郡高校の野球部時代、この神社の石段を走り込み、トレーニングを積んだという。
ふたは、千賀投手の決め球「ゴースト(お化け)フォーク」をイメージしたデザインで、愛用する蒲郡の市域を刺しゅうしたグラブや、神社の鳥居などが描かれている。
お披露目式には、千賀投手の後輩に当たる少年野球チーム「北部サニーボーイズ」のメンバーや恩師、友人らが集まり、マンホールのふたを眺めたり、撮影したりしていた。
蒲郡高野球部で3年間、監督として千賀投手を指導した教諭、金子博志さん(51)は「寒い冬も暑い夏も、メンバーと一緒にこの階段を走った記憶が残っている」と感慨深げに語った。「彼はプロに入ってからも、その年の練習始めとしてこの階段を駆け上がったそう。蒲郡を愛し、蒲郡から愛される選手になったことを誇りに思う」とあいさつした。
大リーグで活躍する日本の選手をたたえようと、米大リーグ機構(MLB)が12人を描いたマンホールのふたを、各選手の出身地などに設置した。