設楽署/「SNSに起因する少年の非行・被害防止対策講話」/保護者と教師ら熱心に対策を聞く
2025/07/04
保護者らに非行・被害防止を呼びかけ(東栄町立東栄中学校で)
設楽署は2日、東栄町立東栄中学校で保護者と教師約30人を対象に「SNSに起因する少年の非行・被害防止対策講話」を行った。
生活安全課の佐藤雅史課長が、まず闇バイト加担防止について説明した。高校生がミャンマーで保護されたニュースなど、社会の関心が高いことを伝え、「闇バイトは強盗や特殊詐欺などの犯罪に加担させられる」「一度、加わると抜けられない」と強調した。
また、SNSによる非行・被害防止については、性犯罪被害や薬物乱用、殺人にまで発展するケースがあることなど、具体的事例を紹介し対策を説明した。
保護者らは「北設楽郡でも闇バイトをはじめSNSが関わる犯罪は、お子さんのすぐそばに迫っている」との話を、うなずきながら聞いていた。
佐藤課長は、保護者らに「親が関心を持ち、家庭で子どもと話をして、非行・被害を防止してほしい」と訴えた。
講話開催は、同署協議会で協議員から「保護者に対する講話をしてほしい」との答申を受け、原田裕司署長が北設校長会長の夏目貴司同校校長に協力を依頼して実施された。
設楽中学校と豊根中学校は6月27日に実施済み。