豊田スタジアム脇の河川敷で14日に県が伐木競技会
2025/09/03
切り込みを入れる篠崎さん㊧(新城市で)
林業従事者が木こりの腕を競う県主催の「あいち伐木競技会」が今月開かれるのを前に、出場選手による合同練習が2日、新城市であった。大会は3回目だが、これまで西三河の選手が3位以内を独占。今年こそ、林業の盛んな奥三河から上位入賞者が出るか注目される。
同市上吉田の森林・林業技術センターでの練習には、10人余りが参加。汗を流しながらチェーンソーを操り、指導者のアドバイスに耳を傾けた。
大会初挑戦となる設楽森林組合の篠崎大地さん(43)は「普段より高い精度が求められ、頭をフル回転させている。実力を知るのに良い機会になりそう」と話した。
大会は14日午前9時半~午後4時、豊田市の豊田スタジアム脇の河川敷で開かれる。森林組合や民間事業者から15人が参加し、切り込みの正確さ、スピードや危険回避の技術を2種目で競う。
このうち伐倒の競技は11・5メートルある丸太を地面に立て、目標へ向け実際に切り倒す。
見学は無料で、会場にはキッチンカーなども並ぶ。
県の担当者は「丸太が倒れるところは迫力があり、めったにない機会。ぜひ会場に足を運んでほしい」と呼びかけている。