球場移設 意思決定プロセスは不明

豊橋市議会一般質問で長坂市長

2025/09/03

市議からの質問を受ける長坂尚登市長(豊橋市議会議場で)

 豊橋市の長坂尚登市長は、三河湾沿岸の豊橋総合スポーツ公園B地区への野球場の移設について、2日の市議会一般質問で議会や市民の意見を聞いて進めると述べるにとどめ、どのように意思決定するのかは明確にしなかった。

 鈴木みさ子議員(共産)への答弁で長坂市長は「昨年10月までにまとめた基本設計に対し、さまざまな面から市議会や市民から意見をうかがい進める」とした。

 今後どう意思決定するのかを鈴木氏が重ねて尋ねたのに対し、長坂市長は答弁に立たず、代わりに金子知永都市計画部長が「議会や説明会で意見をうかがい、現行案のままでいいのかどうかの判断をしたい」と答えた。

 総合スポーツ公園B地区への球場移設を巡っては、前市長の頃に策定された基本設計が先月19日に公表された。多目的屋内施設(新アリーナ)計画に伴い、豊橋公園内にあった豊橋球場の代わりにメイン球場とサブグラウンド2面を整備する。

 臨海部を建設地とする計画に市議時代に反対していた長坂市長は、現行案以外の可能性も示唆している。ただ住民投票で事業継続が決まったアリーナ計画とは異なり、中断したままの球場移設計画の再開プロセスは不明確なままだ。

 市は5日と7日に、球場移設に関する市民説明会を予定している。

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