ロス五輪へ新たな決意、競泳W杯で世界に挑む
2025/09/13
世界へ挑戦する小島夢貴
豊川高校の小島夢貴(2年)が、8月下旬にルーマニアで開催された世界ジュニア水泳選手権大会での活躍を振り返った。今後は、10月にアメリカ、カナダで行われる国際水泳連盟(FINA)競泳ワールドカップで世界のトップスイマーに挑戦。そして、2028年にアメリカで開かれるロサンゼルス五輪へ向けて新たな決意を語った。
◆収穫と課題
世界ジュニアでは200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得。4×100メートルメドレーリレーと4×200メートルフリーリレーでも、同校のチームメートの沼田頼人(2年)とともにメダルを手にした。
小島は「6日間という長期間の大会は経験したことがなかったので、ロス五輪の練習として貴重な経験を積めた。個人種目では優勝できず悔しい気持ちは大きいが、リレーで勝てたので良かった」と活躍を振り返った。
高校年代の世界レベルを経験し「タイムは余裕で勝てると思っていたが、決勝で大幅にタイムを上げる選手がいて油断や焦りを感じた。気持ちやコンディションでまだ足りない部分があった。頼人に勝つことを考えていた」と反省した。
◆競泳W杯へ
10月10日から始まるFINA競泳W杯では、社会人や大学生と一緒に日本代表の遠征派遣選手団メンバーとして出場する。短水路(25㍍プール)の世界大会だが、小島は「世界トップスイマーとのレースになる。そこでどれだけ戦えるか自分の実力、立ち位置を思い知って今後につなげたい。とりあえず決勝に進出して行けるところまで行きたい」と力強い意気込みを語った。
◆ロス五輪へ
3年後に迫ったロス五輪では、200メートル・400個人メドレー世界記録保持者のレオン・マルシャン(フランス)に挑む。松下知之や西川我咲(ともに東洋大学)ら強豪選手がそろう中で「個人メドレーはレベルが高いので、まずは日本代表を勝ち取ってロス五輪へ出場できるように頑張りたい。400㍍個人メドレーは(萩野公介さんが持つ日本記録を超え)4分4秒台を目標に自分の最大限を出し切りたい」と新たな決意を示した。