南部小4年が考えた「みらいの図書館」

28日まで蒲郡市立図書館で展示/来館者にインタビューも

2025/09/25

展示について来館者に感想を聞く児童ら(蒲郡市立図書館で)

 蒲郡市立図書館で、市立蒲郡南部小学校4年生が考えた「あったらいいな、こんな図書館」展が開かれている。28日まで。

 市が計画している新図書館について、4年生65人が理想の姿を考え、模型や実物大のオブジェを完成させた。

 児童らは4月から、ワークショップ型授業や市民アンケートなどを実施。このうち大人166人に行ったアンケートでは、プラネタリウムやカフェの併設を希望する意見が多かった。

 一方、子どもを対象にしたアンケートでは「遊び場」のある図書館を望む声が半数近くに上った。こうした結果を反映し、「いろんな人が楽しくゆっくりできる図書館」をテーマにした。

 市川悠誠君(9つ)は、運動場付きの図書館の模型を作った。館内には布団があり、寝転がって読書もできるという。題して「なんでもできちゃう館」。「いい感じにできた」と満足そうに話した。

 24日には来館者に展示に関するアンケートを実施。市内の70代男性は「子どもたちが本を読む機会が減っている。こんな楽しい図書館ができれば、みんなが来てくれそう」と目を細めた。

 市は、蒲郡駅北地区で図書館や市民会館などを集約した複合施設「みらいキャンバス」の新設を計画している。基本計画案を取りまとめ、市民から意見を募るパブリックコメント(意見公募)を30日まで行っている。計画案は市役所や公民館、市ホームページで閲覧できる。

児童らが紙やテープで手作りしたプラネタリウム(同)

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展示について来館者に感想を聞く児童ら(蒲郡市立図書館で)

児童らが紙やテープで手作りしたプラネタリウム(同)

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