来春の開花願い小学生と園児が参加/田原
2025/10/17
菜の花の種をまく児童ら(田原市福江町で)
早春を彩る河津桜と菜の花で知られる田原市福江町の免々田川沿いで15日、地元の保育園児と小学生らが菜の花の種をまいた。一帯では来春、桜と菜の花のまつりが開催される。
市立福江小学校の3年生21人と福江保育園の年長児17人が、順番に渥美ロータリークラブ会員らと行った。
最初に実施した児童らは天神橋の近くで横一列に並び、バケツに入った種を混ぜた腐葉土をまいた。「菜の花がきれいにいっぱい咲いてほしい」と願っていた。
同クラブの三浦正好会長は、児童や園児らに「来年春、桜と菜の花が咲くので、見に来てください」と呼びかけた。
早咲きの桜で知られる河津桜は、国道259号宮下橋の南北に約300本。2004年、渥美クラブが国際ロータリー創立100周年を記念して植樹し、会員らが草刈り、種まきなどの世話を続けている。
会員らの地道な取り組みで毎年、2月下旬から3月上旬にかけて、河津桜のピンクと菜の花の黄色の美しいコントラストを見せ、大勢の見物客を魅了している。