豊川市が障害理解研修実施

介助体験で相手に寄り添う姿勢学ぶ/実践的配慮で誰もが働きやすい庁内へ

2025/10/25

車いすに乗った職員の移動介助を体験する受講者ら(豊川市提供)

 豊川市は今月、市役所で障害者への理解を深める職員向け研修を開いた。5回目の今年は、同市に勤務する身体障害者の職員が初めて講師を務め、職員に求める配慮や働きやすい執務環境を訴えた。

 電動車いすで勤務する女性職員は、車いすで通れるよう机などの配置を考慮すること、床にある配線を天井や無線LANに変更すること、状況に応じて柔軟に対応することの3点を要望。

 実際、職員が机を効率的に配置してくれたことで業務がスムーズになったとして「たとえ障害があっても環境を改善してもらえたり、皆さんに手助けをしてもらったりすることで気持ちよく働くことができています」と紹介した。

 受講者が車いすに乗った職員を持ち上げて移動を介助する体験もあり、職員は「今後、障害者の方と接する際は相手の気持ちに寄り添った対応をしていきたい」と話していた。

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車いすに乗った職員の移動介助を体験する受講者ら(豊川市提供)

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