新たな商業拠点盛況

三井アウトレットパーク岡崎オープン／岡崎市出身の俳優・佐野勇斗さんら出席し開業セレモニー／ジャズ演奏も華添える／「長く愛される施設に」森山所長意気込み

2025/11/05

テープカットに臨む（右から）森山所長、佐野さん、内田市長、来場者家族（三井アウトレットパーク岡崎で）

　県内初の本格アウトレットモールとなる「三井アウトレットパーク岡崎」が４日、岡崎市の本宿駅近くにグランドオープンした。開業セレモニーには岡崎市出身の俳優・佐野勇斗さんらも出席した。東三河から今後も多くの人たちが訪れるとみられ、新たな商業拠点が誕生した。

　岡崎はジャズの町ということもあり、地元出身の小川晋平さんらがジャズ演奏で開業を祝った。あいさつに立った三井不動産の商業マネジメントで同パークの森山和人所長は「買い物だけでなく食・遊びなど多彩な体験を届け、地域の皆さまの生活が便利で楽しくなり、長く愛される施設になるよう全力を尽くしたい」と意気込んだ。

　２０２０年までの前回在任時の構想が実現した岡崎市の内田康宏市長は「このアウトレットを核としたまちづくりを推進し、子どもたちが愛情と誇りを持てる夢ある新しい岡崎の実現に向けて全力で取り組みたい」と強調。ドラマや映画で活躍する佐野さんも「ここでいろんな方の思い出や感情が生まれると思うと楽しみ。僕自身も岡崎観光伝道師としてさらに岡崎を盛り上げたい」と話した。

　施設には、国内初出店の32店舗、中京圏では初の出店となる35店舗を含む全１８０店舗のほか、地元などから12店舗が集積するマルシェ型施設「ＯＫＡＺＡＫＩおいしいＭＡＲＫＥＴ」や、屋外広場にはステージ、遊具、噴水、ドッグランなどがある。

　国道１号や新東名高速の岡崎東インターチェンジに近く、主要商圏の半径10キロ圏内には蒲郡市の大半や豊川市の西部などが含まれる。