おいでん祭やイベントなどで流す方針
2025/11/07

市役所では市制記念式典日の開庁前に市歌が流れる
豊川市にも公式の市歌が存在するが、市民には広く知られていないのが現状だ。
1970年6月1日、市制施行27周年と新庁舎の落成を記念して制定された市歌。
当時は小学校などにレコードが配布されて児童が合唱したり、市制施行50周年の際には「豊川で第九を歌う会」の演奏会でオーケストラ楽器を用いた編曲バージョンがCD化されたりするなどした。
しかし、現在は市のホームページで歌詞を見ながら試聴できるものの、市制記念式典当日に市役所の開庁前に流したり、式典で職員が歌ったりする程度となっており、市民にはなじみがない。
3月の市議会定例会で、早川喬俊市議が市歌について質問し、市は「今後はおいでん祭やイベントなどで市歌を流すなど、市民の方々にとって愛着のあるものとなるよう、改めて市歌の利活用に努めていきたい」との方針を示している。
市は旧宝飯郡4町と合併後、市制施行70周年を迎える前に新たな市歌を作る案が出たが、歌詞の著作権の保護期間が著作者の死後50年を経過する2031年度末までは変更できないことなどから見送られていた。
https://www.city.toyokawa.lg.jp/soshiki/shimin/kyodokokusai/2/7/2591.html