追加費用の検証委託費

新アリーナで豊橋市が補正計上へ

2025/12/02

アリーナ事業を知らせる看板(豊橋公園で)

 豊橋市は1日、多目的屋内施設(新アリーナ)事業の一時中止に伴う追加負担を検証するための委託料920万円を盛り込んだ2025年度一般会計補正予算案を発表した。8日開会の市議会12月定例会に提案する。

 市によると、昨年11月11日から今年10月26日までの事業中止期間に生じた追加費用などについて、まもなく事業契約相手の「豊橋ネクストパーク」から請求されるという金額の妥当性を市が委託するコンサルティング事業者が年度内をめどに検証。その結果を受けて、市は支払いのため一時中止費用を予算化したい考えだ。

 アリーナ事業を巡っては、昨年11月に就任した長坂尚登市長が公約通り契約解除に向けた手続きに着手。建設予定地の豊橋公園で始まっていた工事は中止された。

 解約方針の市に対し豊橋ネクストパーク側はそれに応じず、工事の一時中止期間が続いた。膠着(こうちゃく)状態を打開するため今年7月に行われた住民投票の結果、アリーナの建設に賛成する票が反対票を上回り、長坂市長は事業継続に方針を転換。10月、市と同社は変更契約を結び、約11カ月ぶりに工事が再開された。

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