「赤い橋」新旧で引き継ぎ

ダム建設控え設楽大橋は白色に/設楽町

2026/01/10

塗り替え工事が始まった設楽大橋。下を境川が流れる(7日、設楽町で)

 朱色に塗られたアーチが緑に映える設楽大橋は、設楽町の山あいにある長さ約100メートルの鉄橋で、町民から長らく「赤い橋」と呼ばれてきた。間もなく白く塗り替えられるが、これまでのシンボルカラーは、設楽ダム建設を控えて新しく架けられた巨大コンクリート橋に引き継がれた。

 設楽大橋は同町田口地区から名倉地区に向かう国道257号の一部で、境川をまたぐ。川から高さがあるためか、橋脚はなく、鉄製のアーチとトラス構造で道路を支えている。

 1973年に完成し、当初から朱色に塗られていたそうだ。道案内の目印にちょうどよく、地元で尋ねれば「名倉へ行くなら赤い橋を渡る。津具へ行くなら渡らずまっすぐに」と言われたものだ。

 ダム建設に伴って残り数年で通行できなくなるが、現地では2月までの予定で塗装工事が始まった。前回の塗り直しから30年以上たち、さびも浮いているからだ。ただ、工費をなるべく抑えるために、塗料の割安な乳白色が採用された。

 一方、設楽大橋から北を見上げると、3月完成予定のコンクリート橋「新設楽大橋」が空中を横切っている。

 現道より30㍍ほど高い海抜460メートルほどの位置に架けられ、長さは357㍍。歩道の手すりなどとして使われる高欄に「赤い橋」の朱色が採用された。

 新しい大橋に道が付け替えられれば、カーブや高低差が少なくなり、道路事情は大幅に改善する。町内からは「名倉や豊田市稲武地区へのアクセスが良くなる。ダムができる代わりとして、しっかりした道路を造ってもらいたい」(横山光明前町長)と期待の声が聞かれる。

建設中の新設楽大橋からは設楽大橋を見下ろせる(同)

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建設中の新設楽大橋からは設楽大橋を見下ろせる(同)

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