超音波カッターが事件捜査に貢献

「エコーテック」が宮城県警から感謝状受ける

2026/03/05

宮城県警で感謝状を受ける岩崎社長(エコーテック提供)

 刑事事件の解決に貢献したとして、超音波応用機器メーカーの「エコーテック」(豊橋市大岩町)が、宮城県警から感謝状を受けた。超音波カッターが証拠品の解析に役立った。同社は「社会の安全に貢献できた。今後も必要とされる場面で支援を継続していきたい」と話している。

 今年1月に岩崎義弘社長が同県警で表彰状を受け取った。同社は昨年5月、同県警捜査一課から問い合わせを受けて超音波カッター「ZO―80Ⅱ」を貸し出していた。

 何らかの痕跡発見に寄与したとみられる。捜査員からは別モデルの「替え刃」に関する問い合わせだったが、担当した三浦宏樹営業部長が最も出力の高い「80Ⅱ」を紹介した。詳細な用途は明かされない中、使い方の注意点も説明して製品を郵送。数日後に「成果が出た」と礼の連絡が入った。

 同社の超音波カッターは、火災現場や発掘調査、医療施設など多分野で活用されている。毎秒4万回の微振動をする刃でミリ単位の微細な切断が可能。力を入れずにプラスチックやカーボン、化学繊維などを求める形にカットできる。

 初期製品は2001年、歯科技工士へ提供する目的で開発。徐々にプラモデルなどホビー用品市場で売り上げを伸ばし、現在は芸術家や研究機関などの要望を反映させた製品も提供している。

 「切る」という感覚と基準は各業界や個人で千差万別。個人向けに開発した替え刃が、特定機関に重宝されて「シェア独占」状態になった事例もあるという。
宮城県警への貢献は、社の取組みを象徴する出来事となった。三浦営業部長は「今後も新たな用途や需要のある業態を発掘して製品を広めていきたい」と話している。

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