テノール歌手・前川健生さん/新城八名小でコンサート
2026/03/05

新城市で育ったテノールオペラ歌手、前川健生さん(39)が4日、市立八名小学校でコンサートを開いた。同校では初の開催。
前川さんは、市内のピアニスト夏目順子さんの伴奏で、「オー・ソレ・ミオ」「花」「花の街」「この道」「トゥーランドット」を披露した。児童らは迫力ある声と歌唱力に圧倒されながら、演奏に聴き入っていた。
前川さんは、児童らに音楽の素晴らしさを伝えるとともに「歌手は他の楽器と違い言葉を大事にしている」と話した。人との出会い、感謝の心も大切とし「知りたいことができたら、今の環境を飛び出す勇気を持ってほしい」とエールを送った。
6年の岡本梨乃さんは「私にはあんな声は出せない。迫力にびっくりした」と述べ、同じく6年の安形虹香さんは「個性的で、すごく魅力のある声だった」と驚いていた。
コンサート後、卒業式で歌う「旅立ちの日」の歌唱指導を6年生34人に行った。前川さんは「歌詞の意味を考え、かみしめ、いつも新鮮な気持ちで歌ってほしい」と助言した。
前川さんは、海老小、鳳来中、県立時習館高校卒業後、国立音楽大学卒業、東京学芸大学大学院修了。2015年、東京二期会オペラ劇場「ダナエの愛」でオペラデビューを果たした。その後、国内外で活躍している
今回のコンサートは、八名小の今泉匡博教諭が前川さんと中学時代のクラスメートだったことがきっかけで実現した。