金仙先代住職が書籍出版/創建経緯から本尊の言い伝えなど掲載
2026/03/10

正圓寺の金仙宗哲・先代住職
臨済宗の寺として創建してから650年を記念し、豊橋市牛川町の正圓寺の金仙宗哲・先代住職が、書籍「瑠璃の庭先瑠璃山正圓禅寺の軌跡」を出版した。9日、東海日日新聞社を訪れ、出版報告した。
正圓寺は、702年に誕生したとの伝説が残る名刹(めいさつ)。書籍では、創建の経緯から本尊として伝わる薬師如来像(秘仏)の紹介のほか、田原に本拠を置いた戦国大名の戸田氏とのつながりなどが解き明かされ、地域の歴史の一端が垣間見える。江戸時代の大垣藩や松本藩などとのやりとりなどを記した「余話」も加わり、楽しい内容になっている。
金仙先代住職は、専門家の助言を受けながら寺に伝わる古文書を一つ一つ読み解き、時系列に整理する作業を進め、まとめるのに10年近くかかったという。「書き残されたものがすべてなので、実際に史実がどうだったかを考えると興味深い」と話した。
出版お披露目の祝賀会は14日、ホテルアソシア豊橋で開かれる。
書籍の販売を行わず、希望者には寺で配布する予定。
詳しくは正圓寺
=0532(53)6890=へ。