花王豊橋工場へ最優秀賞

豊橋商議所環境経営賞/優秀賞には豊川の加山興業

2026/03/15

花王豊橋工場の次世代新倉庫

 豊橋商工会議所(神野吾郎会頭)が13日に発表した第14回環境経営賞は、環境負荷を低減した次世代型新倉庫を建設した花王豊橋工場(豊橋市)が最優秀賞を受賞。加山興業(豊川市)が優秀賞に選ばれ、2社が奨励賞を受賞した。

 スキンケア商品などを製造する花王豊橋工場では2023年、ロボットと無人搬送車により高度に自動化されたスマート・ファクトリー型物流システムを備えた新倉庫を稼働。省エネ設計により「ZEB Ready(エネルギー消費52%削減)」を達成した。さらに、屋上には発電効率が高く劣化の少ない最新「N型単結晶太陽光パネル」を設置し、建築物省エネルギー性能表示制度の最高評価である「ZEB」を獲得した。

 また同社は、廃棄されるペットボトルを活用した高耐久アスファルト改質剤「ニュートラック」を商品化。自社施設の環境負荷低減と独自技術による循環型社会実現への貢献が高く評価された。

 産業廃棄物処理業の加山興業は「使用済み太陽光パネルの適正処理・リサイクル事業」で優秀賞を受賞した。フレームを取り外した太陽光パネルから、ブラスト材とガラスを再利用できるよう分離するリサイクル処理事業を確立。2030年代以降、使用済みパネルが大量に発生することが予測されており、同社の事業が最終処分量の削減に貢献すると期待された。

 2社のほか、イズミテック(豊橋市)の「ウルトラファインバブル計測サービス事業」と、三栄低温工業(同)の「新社屋への建て替えに伴うZEB取得による省エネ実現と倉庫の工場化による社内外環境配慮型オフィス」が奨励賞を受賞した。

大須賀法務合同事務所(提供)

豊橋商議所顕彰 都市デザイン文化賞/大須賀法務合同事務所を選出

 豊橋商工会議所(神野吾郎会頭)は13日、今年度の顕彰企業を発表した。第38回都市デザイン文化賞には、豊橋市前田中町の「大須賀法務合同事務所」が選ばれた。

 同事務所は鉄骨造3階建て、建築面積は643平方メートル。設計は集英建築設計事務所(豊橋市)が手がけ、サンソマテクノ(同)が施工した。

 事務所建築としては小規模だが、外壁を木質ルーバーで覆うことで一体的なボリューム感が増し、遠景でも存在感が際立つデザインとなっている。一方、1階部分はルーバーを設けず外壁を敷地境界線から後退させ、正面玄関を円形にすることで歩行者への圧迫感を軽減。遠くから見た存在感と近景での圧迫感の抑制という、相反する建築手法で周辺環境に配慮した点などが審査委員会から評価された。

 13日の記者会見で、施主代表の大須賀亮所長は「従業員が気持ちよく働ける環境を整備したかった」と旧事務所を改築した経緯を説明。外観については「オーストラリア・パースにある図書館を参考にした。周辺住民がすてきだと感じ、利用者の印象に残る建物にしたかった」と話した。

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大須賀法務合同事務所(提供)

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