田原へ移住 オレアストロ・ピエトロさんら/赤羽根漁港近く国道42号沿いに料理店開業
2026/03/15

田原へ移住し、イタリア料理店を開いたピエトロさんと太田さん㊧(田原市池尻町で)
田原市池尻町の赤羽根漁港に近い国道42号沿いに、同市へ移住したイタリア人シェフが営むイタリア料理店「Porto Azzurro(ポルト・アズーロ)」が開店した。
オーナーを務めるのは、1991年に来日し、その後、兵庫県神戸市内でイタリア料理店を開業していたオレアストロ・ピエトロさん(66)と、ともに田原へ移住した共同オーナーの太田弘恵さん(59)。
二人は昨年10月、豊橋信用金庫などの支援を受け、長年親しまれてきた食事と民宿の「くろしお荘」を営んでいた会社をM&A(合併・買収)で引き継いだ。その店舗を活用し、イタリア料理店に生まれ変わらせた。
「海の近くでレストランと民宿ができたら」。兵庫県や和歌山県内で物件を探していた。思うような物件が見当たらず「少しずつ探そう」と言っていたころ、インターネットを通じて田原のこの物件と出合った。
2年前、初めて内覧に訪れた際、太平洋に面した漁港の前に立つ「くろしお荘」のロケーションに「故郷の南イタリアを感じる」(ピエトロさん)、「実家がある兵庫県明石市の漁港に似ている」(太田さん)と、二人は「ここなら、知らないところじゃないみたい」と好印象。長く暮らしていた神戸を離れ、見知らぬ土地だった田原への移住を決めたという。
今月11日にオープンした店では、本格的な窯で焼くピザ、パスタなど、イタリア料理を提供。ピエトロさんは「地元(田原)の食材とイタリアの野菜を使った一皿を出したい」と話し、シラス漁が行われていることから「生シラスを使った料理も」と笑顔を見せる。
太田さんは、広い駐車スペースを生かし「ヨーロッパと地域の食文化を融合させた催しができたら」と話す。さらに「今後、民宿を再開させ、海外にも魅力を発信して宿泊客を迎えたい。ここへ来て夢が広がりました」と、新たな土地での挑戦に期待を膨らませていた。
営業時間は午前11時半~、午後2時ラストオーダー。今後、ディナーを予定する。水曜休み。問い合わせは同店=電話0531(45)3186=へ。