「宣言書兼支払拒絶書」送付

西三河の露天商組合の代理人が平井一家の薄葉総裁へ/決別を明示し接触拒否・自治体には潔白を強調

2026/04/12

宣言書を送った飯田弁護士(豊橋市内で)

 西三河で活動する露天商組合「西三商業協同組合」(安城市)の弁護人がこのほど、特定抗争指定暴力団山口組の二次団体で、豊橋市を拠点とする「平井一家」の薄葉暢洋総裁に対し「宣言書兼支払拒絶書」を送った。みかじめ料の支払いなど関係に疑義が掛かり、三河地方での営業に影響が出ているという。代理人の飯田稔弁護士は「名誉を回復して再び祭りで営業できるよう努力していく」と話している。

 宣言書は3月31日付で郵送。今月9日時点で薄葉氏から返答はないという。書面には「以前から暴力団と決別していることを宣言し、今後もみかじめ料その他、一切の金員の支払いを拒絶します」と記述。また書面は作成した弁護人に責任があるとして「組合員に構成員を接触させず、関係者への報復(暴力・脅迫、威圧など嫌がらせ)をさせないで下さい」と記した。

 組合員ら6人は今年2月、県警に恐喝未遂の容疑で逮捕されたが、いずれも不起訴となった。逮捕の容疑は、昨年7月に主に東三河で活動する露天商組合「愛三協和協同組合」(旧県東部街商協同組合)の役員4人へ「暴力団に金を持っていかなきゃいかんだろう」などと言って現金を脅し取ろうとしたとされる。

 西三商業協同組合の組合員は約50人。逮捕によって非公式ながら祭典会場の主催者から「出店はできない」などの通告を受けたメンバーもいるという。

 今後も自治体などから許可が下りない可能性があり、不起訴となった後に飯田弁護士は西三河の各自治体へ「弁明書」を送付した。

 組合が反社会的な勢力とは無関係であると強調して「真偽を見極めていただき、組合への変わらぬ支持と支援をお願い申し上げます」と記載した。

 ◆健全な経営へ

 飯田弁護士は以前から暴排活動に取り組み、数年前には露天商店主による団体「暴力追放・ストリートユニオン」を立ち上げた経験も持つ。暴排の機運が進む中で地域の視線も厳しくなり「テキ屋というのは暴力団とつながっているイメージが強いと実感した」と振り返る。

 目指すのは健全な屋台経営で「お祭りは、風物詩の屋台がないとさみしく感じる人も多いはず。正しく出店する人を増やして楽しめる環境を整えたい」と話している。

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