17日 豊橋で宗徧吉田流伝統の献茶式
2026/05/04

これまでに行われた献茶式の様子(提供)
吉田藩主に仕えた茶人で、茶道宗徧流の流祖山田宗徧と、その主君であった吉田藩主の小笠原忠知を追悼する宗徧吉田流の「両祖忌献茶式」が17日、小笠原家の菩提寺である豊橋市内の臨済寺で開かれる。宗徧吉田流に所属する多くの茶人が参加し、厳粛に執り行われる。
山田宗徧千利休道統の継承を受けた茶人。わび茶を好んだ小笠原忠知に請われて吉田藩に仕え、宗徧流の流祖となった。
宗徧吉田流は1989年に宗徧流から独立し、現在、愛知県を中心に200人余りが所属する。全国に流れを持つ宗徧流の源である豊橋に本拠を置く流派として知られ、献茶式には多くの宗徧流関係者が集う。
豊橋では現在でも茶道が盛んで、宗徧の思いを継いだ茶人が多く活躍している。
両祖忌献茶式では、2人の点前が向かい合わせになる対での献茶点前で、こうした形式は宗徧吉田流特有の珍しいものという。
豊橋で生まれ、全国に広まった宗徧流。両祖忌献茶式は、その伝統を現在に伝える重要な儀式として大切に受け継がれている。