両者の協力のあり方協議へ

WAZA会長 31日からのんほいパーク初訪問/「世界の動物園水族館が目指すもの」などテーマに講演も

2026/05/15

WAZAのデイビッド・フィールド会長(提供)

 世界中の主要な動物園や水族館などが加盟する世界動物園水族館協会(WAZA)のデイビッド・フィールド会長が今月31日から6月1日にかけて、加盟施設である豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)を初めて訪れる。WAZAと同パークの協力のあり方を協議するためで、成果が期待される。

 英エジンバラ動物園長でもあるフィールド会長は、WAZA個体群管理委員会のドルフ・デジョン委員長(カナダ・トロント動物園長)とともに今月下旬に台湾で開催するWAZAの会議に出席した後、日本に立ち寄る。豊橋訪問を主な目的とした来日で、同パークの吉川雅己動物専門員は「世界の動物園のトップが日本に来るのはまれ」と指摘する。

 昨年5月に市内で開かれた日本動物園水族館協会(JAZA)の総会に出席したWAZAの幹部が、同パークの高見一利動植物園長らと動物園のレベルをより高めるために協力することで一致した。今回はフィールド会長が、その内容に関し直接出向いて話し合う。

 滞在中の31日午後1時半から3時半まで、パーク内の自然史博物館講堂で講演会がある。フィールド会長は「世界の動物園水族館が目指すもの」、デジョン委員長は「動物園における保全の取り組み」をテーマに話す。英語での講演で逐次通訳を行う。質疑応答の時間も設ける。

 参加希望者は同パークのホームページから24日までに申し込む。定員は先着80人程度。参加無料(入園料、駐車料金は別途必要)。

 専門的な内容のため動物園関係者らの参加が見込まれるが「世界がどういう流れの中で保全や環境教育に取り組んでいるのか知ってほしい」(吉川さん)として広く市民にも参加を呼びかけている。

 同パークは世界的な水準にある動物園と認められ、2020年9月にWAZAに加盟した。有害駆除されたシカ肉を飼育する肉食獣に与える屠体給餌(とたいきゅうじ)やアジアゾウの放飼場の拡張、ヤマトサンショウウオやアカモズといった絶滅の危機にひんした動物の保全などに実績を上げている。

 WAZAには世界約50カ国から動物園や水族館、関連団体が加盟。日本ではJAZAのほか、同パークなど10園館が所属する。動物福祉の向上や絶滅危惧種の保護、生物多様性保全に向けた情報交換や協力体制の構築、研究や教育活動に取り組んでいる。

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