アジアパラ競技大会/式典演出コンセプトや聖火リレートーチなど披露
2026/07/15

背景に映し出された演出コンセプトを説明する栗栖さん(手前右)=名古屋市東区で
10月18日から県内を中心に開かれる第5回アジアパラ競技大会(愛知・名古屋)の開幕まで100日を切り、記念セレモニーが12日、オアシス21銀河の広場(名古屋市東区)で開かれた。開・閉会式の演出コンセプト「違うまま、一緒に。」の発表や、豊川市の新富士バーナーが手掛けた聖火リレートーチなどが公開された。大会への機運を高めた。
式典コンセプトは総合プロデューサーの栗栖良依さんがイメージ画像と共に発表。「障害のあるなしに関係なく、一人一人の強さや違いを掛け合わせることで、未来の可能性を開く思いを込めた」と説明した。市民参加型の開会式で、聖火台を県内の土で作ることなども明かした。栗栖さんは、パラリンピック東京大会などでも開・閉会式に携わった。
トーチは、長さ70センチ重さ1・3キロのアルミ製で、県立芸術大学美術学部デザイン・工芸科教授の本田敬氏のデザインを採用。実際の日本刀のシルエットを取り入れて格子状に板をくみ上げ、数々の武将のふるさとである愛知・名古屋らしさを表現した。大会応援サポーターの「MYERA」のメンバーらが手に取り、感触を確かめていた。
新富士バーナーは、五輪の東京大会やパリ大会でリレートーチを製造。9月開催のアジア競技大会のトーチも担当する。
主催のアジアパラリンピック委員会(APC)のマジッド・ラシド会長は「最も記憶に残る大会にするため、力を合わせよう」、大会組織委員会・会長の大村秀章県知事は「バリアフリーの共生社会を作り、アジアへ発信していきたい」とそれぞれ意欲を語った。
大会は、1975年開始の「極東・南太平洋身体障がい者スポーツ大会」を引き継ぐ、アジア地域のパラスポーツの総合競技大会。45の国と地域から約4000人が計18の競技に参加する。東三河では豊橋市で、視覚障がいのある選手が出場し、音の出るボールを投げて得点を競う「ゴールボール」が行われる予定。